2010年(平成22年)以来、お願いいたしてまいりました聖福寺の修復につきましては、格別のご理解とご協力をたまわり、ありがとうございます。
おかげさまで、これまでに、約3,300万円の募金を頂戴いたしております。
2014年(平成26年)に大雄宝殿のほか、天王殿・山門・鐘桜の3棟も国の重要文化財に指定され、2020年度(令和2年)からの国庫補助金交付も正式に決定し、10年にわたる修復工事が今年3月から開始されております。
その総事業費は、18億5,000万円で、目下のところ、聖福寺の自己負担が約1億1,600万円と推定されます。そこから、前記募金(3,300万円)、聖福寺の保留資金(4,000万円)、補助金対象外費用を差し引いて不足する5,500万円につき、あたらめてご寄付を募り、聖福寺修復の完成を期したいと願っております。
また、NHK大河ドラマ「龍馬伝」でも、龍馬が大いに男を挙げた“いろは丸事件”の舞台ともなり、日本の幕末史に大きな足跡を残しました。
つきましては、以上の経緯をご理解いただき、より多くの皆様から、浄財のご喜捨を、重ねてたまわりますよう、謹んでご協力をお願い申し上げます。
2024年(令和6年)7月吉日
長崎万寿山聖福寺修復協力会
会長 田上 富久
世話人代表 宮川 雅一
福島 武

修復資金ご寄付のお願い

聖福寺の紹介
聖福寺は、1677年に木庵の法子・鉄心道胖により創立され、寺の創建については鉄心の母方である唐通事・西村家から多大の寄付がありました。
1694年西村作平次により寄進され、1718年改鋳された梵鐘は鉄心の大鐘として有名です。1780年長崎異変のときには、佐賀鍋島藩が陣所として使用することを認め、1836年には境内の四休庵を遠見番所として使用する許可を与えました。1805年以降は異船襲来の場合、大鐘の左右につけた両撞木で早鐘をつくことになりました。
山門、天王殿、大雄宝殿、鐘桜の4棟は平成26年から国指定重要文化財に指定されています。境内には「ジャガタラお春の碑」「団十郎供養碑」「鉄心椿」などがあります。
伽藍配置(聖福寺境内図)
