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 万寿山聖福寺は、江戸時代の初め頃に鉄心により創建され、その後黄檗宗のお寺として、350年近い歴史を刻んできました。坂本龍馬の“いろは丸事件”の談判の舞台となったほか、鉄心の大鐘、桃の扉、普茶料理など多くの魅力を持つお寺として、また映画「解夏」の舞台となるなどさまざまなエピソードを持つお寺として、長く長崎の人々に親しまれてきました。

 

 しかしその時間の中で、施設全体の傷みが進み、危険な状態となったため、多くの皆様からご心配の声をいただくに至りました。そこで、2010年には修復に必要な資金を多くの皆様からの募金によって準備しようという活動が始まり、これまでに約3,300万円の募金をいただいております。

2014年(平成26年)には、多くの皆様のご協力により、大雄宝殿のほか、天王殿・山門・鐘楼の3棟を国の重要文化財に指定していただき、2020年度(令和2年)からは国庫補助金を交付していただけることとなりました。

こうして、多くの皆様のお力をいただく中で、聖福寺の令和の大改修が2020年3月にスタートしました。​

 総事業費は、現在のところ18億5,000万円で、うち聖福寺の自己負担は約1億1,600万円と推定されています。そこから募金(3,300万円)、聖福寺の保留資金(4,000万円)、補助金対象外費用を差し引いて不足する約5,500万円を目標にこれまで寄付を募ってきました。

 今後、解体中の天王殿、鐘楼の設計計画が出来上がりますと、修復箇所や修復方法が明確となり、2025年には全体の総事業費が再計算されます。近年、資材や人件費の高騰も進んでおり、最終的な総事業費はかなり増えるものと推測され、それに伴い聖福寺の自己負担額もかなり増額するものと思われます。

 

 私どもはこれまで、聖福寺の令和の大改修を無事完了させたいと考え、募金活動を展開してまいりました。ぜひ多くの皆様に、活動の趣旨と経緯をご理解いただき、一人でも多くの皆様に浄財のご喜捨を賜りますよう、謹んでご協力をお願い申し上げます。

​                   2025年(令和7年)9月吉日

              一般社団法人 長崎万寿山聖福寺修復協力会

                      会長     田上 富久

                      世話人代表  宮川 雅一

                             福島 武               

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修復資金ご寄付のお願い

聖福寺修復協力会 会長
​田上 富久

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聖福寺の紹介

聖福寺は、1677年に木庵の法子・鉄心道胖により創立され、寺の創建については鉄心の母方である唐通事・西村家から多大の寄付がありました。


1694年西村作平次により寄進され、1718年改鋳された梵鐘は鉄心の大鐘として有名です。1780年長崎異変のときには、佐賀鍋島藩が陣所として使用することを認め、1836年には境内の四休庵を遠見番所として使用する許可を与えました。1805年以降は異船襲来の場合、大鐘の左右につけた両撞木で早鐘をつくことになりました。


山門、天王殿、大雄宝殿、鐘桜の4棟は平成26年から国指定重要文化財に指定されています。境内には「ジャガタラお春の碑」「団十郎供養碑」「鉄心椿」などがあります。

伽藍配置(聖福寺境内図)

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​聖福寺修復会 特別会員募集中!

趣旨

国指定重要文化財の万寿山聖福寺は、江戸時代から災害に災害に遭うことなく今日まで残っている貴重な史的財産です。

聖福寺修復協力会は、修復工事の完遂を期し、2021年5月より不足資金調達のため新たに特別会員を募集します。

■ 所在地:〒850-0053 長崎市 玉園町 3-77 万寿山聖福寺

■ 募集する会員の種類​:特別会員

当会の目的に賛同して入会し、資金面で援助を頂く個人及び団体。援助いただいた資金は、修復工事に全額充当させて頂きます。本会員は10年間会員であること、会費を支払うことを誓約して入会するが、特別な事情があれば本会へ書面通知により退会することができる。ただし、それまで入金された会費は返納しないものとする。

■ 期間:2021年〜2030年 10年間

■ 会員特典:年数回修復状況視察会・ホームページによる情報提供

■ 年会費:一口 10,000円

■ 申込方法:初年度会費を振り込みの上、入会申込書を事務局まで

       郵送またはFAXにてお送りください。

​■ 入会申込書ダウンロード(以下アイコンをクリックしてください)

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これまでの取り組み

大雄宝殿修復を目指した取り組み

1. 2010年9月 万寿山聖福寺大雄宝殿修復協力会 発足

2. 万寿山聖福寺大雄宝殿修復費用を4億円と推定

​負担割合を  長崎県・長崎市        :2億7,500万円

       聖福寺・大雄宝殿修復費用協力会:1億2,500万円 と推定

​募金活動:パンフレット・チラシ作成、配布(聖福寺保存会ほか)

​主なイベント

1. オペラ講演「長崎蝶々夫人絵巻」星野恵利ほか(聖福寺保存会ほか)

2. チャリティ文化講演会(聖福寺・長崎歴史文化博物館)

3. 普茶料理の会(聖福寺 方丈の間)

4. 長崎・聖福禅寺の「普茶料理」出版(聖福禅寺住職 田谷 昌弘 著)

5. 煎茶湯呑みセット(聖福寺修復会会長 出口 恵山・書)販売

6. キルト作家「山口怜子キルト展」(長崎県美術館)

▶︎ 募金総額 3,300万円(2021年3月 現在)

新たな展開へ

1. 2014年9月   大雄宝殿/天王殿/鐘桜​/山門が一括して国の重要文化財に昇格

2. 2017年7月   崩壊危険性の高い山門を含め四棟一括修理を文化庁が提案

3. 2018年7月   聖福寺大雄宝殿修復協力会総会で、四棟一括修理を決定、

          名称を「聖福寺修復協力会」と改称する。

4. 2020年10月 修理委員会設立

5. 2020年11月 国修理事業として認可され交付決定

6. 2021年3月   修理工事着工に際し安全祈願祭 開催

修復総額 18億5,000万円

- 国・長崎県・長崎市の補助金 17億3,400万円

- 聖福寺 負担金         1億1,600万円

​・聖福寺の現在の資金       7,300万円

修復資金不足金          4,300万円

補助金対象外費用         1,200万円

(大雄宝殿5本尊・その他仏像引っ越し費用など)

 

合計不足金 5,500万円

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